富士箱根伊豆国立公園の南方、駿河湾と相模湾に囲まれ、その懐には2千メートルもの深海を有し、黒潮に洗われる美しい半島。 その伊豆からの富士の展望の特長は、南下と共に姿を変える富士の稜線の変化であろうか。 沼津、戸田、土肥、松崎と走る車窓越しに稜線はその流麗さを増す。 春は桜吹雪舞い、夏は紺碧の海と遊び、秋は夕陽に染まり、冬は新雪に薫り聳え立つ霊峰。 四季折々に雄大さと流麗さが響き合い、眼前の光景を包み込むその姿は、 数ある富士の光景の中でもとりわけ白眉である。