夜明けアダージョ
月凪の牛着岩
  • 私は山が好きである、今一番登ってみたい山は鹿島槍ヶ岳である。
  • 爺ヶ岳を過ぎ頂上へ続く長い稜線づたいの道から、振り向きざまに見える岳の屹立とした雄姿を一度見てみたいのである。
  • 3,000mの山も50cmの一歩の積み重ね。その一歩を大切に踏み出し、その一歩に想いを込め、
  • そしてその一歩を辛抱強く繰り返し、苦しさに耐える。
  • 八月も山じまいの週、山中湖から登山者の灯りを眺めていると、人々の踏み出す一歩の重みと、
  • それぞれの想いが伝わってくるかのようだ。
  • 「ゆっくりと、想いを込めて、そして、またゆっくりと!」
  • そう…、それはまるで、爽やかな真夏の明け空に流れる〜アダージョのように…
夜明けアダージョ



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