月の滴
月の滴

久々に胸の鼓動が聞こえる。満月の夜、湖畔は霧で覆われ高台からは雲海となって見渡せた。月光はその雲海を煌々と照らす。
時と共に変化を繰り返す霧、湖畔の灯りが投影され淡く色ずく。満月は日の出と20分足らずの差で富士の山際に沈む。
明け空に月光は富士と雲海を間近に照らし幻想の色彩を生むはずだ。自然の摂理が生み出す刹那の彩、それは人知を遥かに越える。
「どんな光景に出会えるか、うまく捉えることができるか!!」

月の滴
 
 
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