ライカと歩く(2) 北斎道子絵画展

 
<北斎道子 プロフィール>
絵画、油彩画家
出身:静岡県三島市
二科展・独立美術協会展・その他の公募展を経て、現在、無所属で油彩画を中心に活躍中。独立精神で世界に向かって、修行中。
 
私が北斎道子氏の絵に出会ったのは、2014年10月、友人画家と氏との二人展でのことであった。
絵画には縁遠い半生であったが、この時、一枚の絵の持つ力に圧倒された。
その絵は、周辺の雰囲気を柔らかい冬の日差しのように包み込み、まるで生きる喜びを降り注いているかのように輝いていた。色彩は品格に満ち、そこはかとない深みを感じさせる表現世界は、この世のものとは思えないミステリアスなオーラを放っていた。
その氏が、長年の展示活動に終止符を打ち、制作活動に没頭する為、節目の絵画展を開催すると聞き、取材を申し込み撮影の許可を戴いた。
これから紹介する作品群は、2016年5月19日から24日まで、三島市のギャラリーVia701で開催された北斎道子絵画展の模様である。