「ライカで撮る富士山」

 
今回のテーマは大袈裟なものではありません、ライカ撮影の私的入門編として構成したいと考えています。「撮り続ける中で如何にライカの魅力を引き出せるか、富士山撮影におけるカメラ視線の哲学的本質とは何か、 もし存在するならば、一体それはどのようなものか。」まずは自分自身それを探求し科学することが第一の目標となります。
かつて富士山撮影の巨匠岡田紅陽氏は、「富士山の心を撮影するのは難しい」と著しています。また、「富士山の魅力をいまだに写せずにいる」とも語っています。先人の足跡を辿ってみることも今回のテーマに近づく重要なアプローチなのかも知れません、肩の力を抜いて、富士山を取り巻く森羅万象から日常のいち瞬間に至るまで、様々な写真をライカで撮り続けたいと思います、そして今回のテーマをゆっくりと模索してみたいと考えています。
 
2015年8月16日  岳 丸山
 
 
<今回の使用機種:LEICA Xvario(Typ107)>
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< LEICA Xvario(Typ107)のスペック

 
レンズ:ライカバリオエルマー f 3.5〜6.4 / 18〜46mmASPH(35mm判換算28〜70mm)レンズ構成:8群9枚(非球面2枚使用)
有効画素数:1620万画素
最大記録画素数:4928×3264
ファインダー形式:外付け電子ビューファインダーEVF2 装着可能
オートフォーカス:コントラスト検出方式
形式:APS-C型CMOS
ISO感度設定範囲:ISO100〜12500 オート
液晶モニター:3インチ92万ドット、視野率100%
F値:F3.5〜F6.4
シャッタースピード:30〜1/2000
最短撮影距離:30cm(標準)
記録フォーマット:JPEG/RAW(DGN)
手ブレ補正:電子式手ブレ補正
連写撮影:5コマ/秒
記録方式:MP4
幅×高さ×奥行き:133×73×95mm
総重量:628g
 
フィルムカメラ、マニュアルフォーカス、単焦点レンズ、レンジファインダー、などを特徴とするライカが、2013年に発売したデジタル時代の世に問う新開発Xシリーズの新鋭機であり、ズームレンズ、オートフォーカス、手ブレ補正、大型液晶モニター、EVFを装備する。価格的には比較入手し易い価格帯に納められている。