往年のハッセルブラッドの銘器 903SWC Biogon 38mm F4,5 の35mm換算画角は21mmである。歪んでぼけた外付けファインダーのみに頼るピント合わせは非常に難しく 被写体を見ながらそれのできるTTLに慣れた私達には想像も出来ない匠の世界であった。 しかし透き通るように光を描写するその表現世界は 撮影者の視的感受性を満たし感動に誘う。特にハイライトの諧調は見事である。新しく発売されたDistagon2,8/15mmがどれだけその世界を継承しているか 非常に興味深い。 ▲ページトップへ